急成長を導くマネージャーの型

マネージャーの4つの役割

  • 経営からオーダーされた成果を残す
    • 「自分が社長なら」とい常に考えておく
  • 人的資産を維持・活用する
  • 人を育てる
    • 育成も投資。リターンを見極めて戦略的に行う。「これは!」という人財にフォーカスする。
  • 会社の中でチームを機能させる

マネージャーとしてのスタンス

  • ベンチャーでは誰もがプレイングマネージャー(兼任) -自分起点で決めていく
    • 全て自分で考える
    • 自分なりに状況を考え、定義した役割を言語化し「こういう認識ですが間違いないでしょうか?」と経営陣にぶつける

チーム

  • 会社の中で担うべき役割があり、達成すべき目標がある

目標設定

  • 目標の達成を目指すことでチーム・個人の能力を最大限発揮するもの
  • 目標はチームの力を引き出すエンジン
  • 目標を目指すことでチーム・個人がどうなるのか?
  • 手が届くギリギリのライン
    • 70%程度は達成方法の想像がつくが、30%は達成イメージがつかない
    • 達成方法が設定時点では思い浮かばない
    • => 達成イメージがつかない部分があるから「創意工夫」が生まれる => 能力が向上する
  • 成果中心の評価ではなく、能力中心の評価
    • 絶対に達成できるような保守的な目標を達成し続ける人より、野心的な目標を掲げ、そこにチャレンジし続けることで能力を伸ばす人を評価する
  • 野心的な目標を達成した際に何があるのか?
  • Will / Can のアサイ
    • Will の背景(ビジョン、キャリアアップ、ポジション、タイプ)を把握し、背景に対してアドバイスをする
    • 会社は Will を叶える場所ではない。支払っている給与に対して成果を残してもらう場所。
    • 可能な限り Will を叶える。叶わなくても理解する。向き合う。

成果を出し続ける

  • 「このまま同じことを続けて望む成果は得られそうか?」を問う
  • トップダウンが有効
    • 改善ポイントが明確でやればやるだけ成果がでるタイミング
  • ボトムアップが有効
    • 改善ポイントが不明確、成果が出ないタイミング

評価

  • 評価は納得解。メンバーがその評価に納得し、受け止め、そこから成長課題を設定し、モチベーションを向上させることができれば、評価は成功。
  • コンフォートゾーン、チャレンジゾーン、パニックゾーン
    • チャレンジゾーン: 達成が全く想像できないわけではないが、確実に想像できるわけではない
  • 中間振り返り
    • 現在の進捗を正しく認識してもらう(定量目標の場合は必須)
    • 言語化
      • うまくいったこと、いかなかったこと、それぞれどのようなことがあったか?それはなんでか?
      • 目標達成に活かせる学びは?
  • フォードバック
    • 事実に基づく
      • 事実の記録。事実をストックしていく。
    • 結果だけではなく成長課題がわかるように
      • 良かった点、更に求めたい点
    • 口頭ではなく必ず文章で
  • 評価はメンバーの最大の関心事
    • 「これでもか」というくらい丁寧に時間をかけて
    • メンバーの最大の関心事に答えられないマネージャーは、どれだけ良い戦略・組織があったとしても人が動かない
    • 相手が気づいていない、耳の痛い事実を伝える

ピープルマネジメント

  • 「正しいこと」より「共感できること」
  • 見返りを求めず惜しみなく与える

一番大事なこと

  • メンバーの本質的な成功や成長に執着する
    • 成果を作るのはマネージャーではなくメンバー
    • そのメンバーの成功や成長にコミットする